コラム

ガーベラの切り花を長く持たせる方法

ガーベラの切り花を長持ちさせる5つのポイントと飾り方のコツ【フラワーアレンジメントの基礎】

ガーベラを長持ちさせるコツ

可愛い形で人気のあるガーベラ。種類が豊富でいろんな色や形がありますので、人気のある理由がわかりますね!
ただ、飾っている間に花首がうなだれたとか、2,3日で萎れてしまったとか、残念なお話も聞きます。本来、新鮮な切り花のガーベラはとても長く咲く植物です

切り花のガーベラを長く持たせる方法をご紹介したいと思います。5つのポイントにまとめましたので見ていきましょう。

1.新鮮なガーベラを購入する
2.適切な切り方をする
3.短く切る
4.水の量を少なくする
5.気温の低い所に飾る

新鮮なガーベラを購入する

古くなったガーベラを購入すると、2,3日で枯れてしまうこともありますが、新鮮なガーベラを購入すれば10日から2週間ほどはきれいに咲いてくれるはずです。花屋さんで新鮮なガーベラを購入されるときのポイントがありますのでご紹介いたします。

新鮮なガーベラの簡単な見分け方

仕入れたてで新鮮なガーベラは背が高く、茎の丈は(種類にもよりますが)50~60㎝はあります。花屋さんで見かけるタルに入っている背の高いガーベラのほうが、店頭にミニブーケなどで売られている丈の短いガーベラより新鮮な場合が多いと思われます。

見分けがつかない時は

見分けがつかない場合は、店員さんに入荷日を聞いてもよいでしょう。お花が大好きで、長く楽しみたいことを伝えれば快く教えてくれると思います。

適切な切り方をする

科学的にも証明されている切り方をお勧めします。それは、ガーベラの茎を水の中で切る水切り。ガーベラの茎の先を、水を張ったボールやバケツの中で切りましょう。

花屋さんから持ち帰って、しなっと萎れてしまった場合は、水切りをして水を一杯にした花瓶に1~2時間つけてみてください。その時、新聞紙などで茎を巻いておくと、真っすぐにすることができます。

ガーベラの茎を短く切る

ガーベラを活ける

すっとしたガーベラの茎が魅力的に思う方が多いなか、初めから茎を短く切って飾ってくださいというと、残念に思われるかもしれませんね。ガーベラを長く楽しむために、ガーベラの特徴をお伝えしたいと思います。

茎を短く切る理由

切り花が花を咲かせるためには、茎から水を吸って、咲いている花まで水を届ける必要があります。茎が水を吸い上げるには、葉から水を蒸発させる蒸散という作用があってこそ可能になるそうです。

茎に葉のないガーベラは、蒸散作用が極端に少ないため、水を吸い上げにくい状態にあると言えます。そこで初めから茎を短く切ることで、茎の先から花まで簡単に水が届くようになり、長く咲いてくれるというわけです。

蒸散とは

蒸散とは、植物が呼吸をする時に葉にある気孔から、水分とともに酸素や二酸化炭素を放出することを言います。蒸散によって植物内の水分がなくなるから、茎から水を吸い上げようとする力が働くそうです。

短く切ってもほんとに大丈夫かしら?

買ってきてすぐに茎の丈を短く(10㎝くらい)に切るのは心配かもしれませんが、花まで水が届きやすくなり、長く咲いてくれるので大丈夫です。長い茎がお好きな場合は、2,3日長いままで楽しんで、その後短く切っていただけるとよいと思います。

ガーベラがうなだれてしまいました。どうしたらいいですか?

ガーベラを飾っていると、上の写真のように花首がうなだれてしまうことがあると思います。花の部分を見るとまだ綺麗なのに。残念ですね。

でもあきらめないでください。
うなだれてしまった場合、救済する方法があります。捨ててしまう前に、ぜひ一度試してみてください。

うなだれてしまったガーベラの救済方法

ガーベラの花首が折れた時の救済方法

救済方法は簡単です。

うなだれた茎を切りましょう。切る場所は、うなだれてしまった花側のきれいな茎の部分にはさみを入れて切り離します。

折れた花首を切り離して飾る

切り離した後、水切りをして活けましょう。

この状態で様子を見てください。水が上がれば、数日間はきれいに咲いてくれると思います。切り取った茎の先が2センチ位水に浸かるように水を入れます。
ガラスの器に入れると、水の量が分っていいですね。

花器はミルクピッチャーを使いましたが、ジャムの瓶などでも可愛く飾れます。

水の量を少なくする

ガーベラを短く切って水を少なくして活ける

ガーベラの茎は、水に浸かると腐りやすく、腐ると組織が傷んで水を吸い上げることができなくなり枯れます。
茎の先が2㎝程水につかれば給水できますでので、上の写真のように短く切って水の量を少なくして飾ってみてください。

ガーベラの水替え

少ない水で飾っていると、水は汚れにくいと思いますが、できれば2,3日に1回(夏は毎日)、水をすてて新しい水道水を2センチくらい入れてください。

その時、器のなかを洗剤を付けたスポンジでよく洗うと雑菌がなくなり、さらに水が汚れなくなり長く咲いてくれると思います。時々、茎の先を5ミリほど切るのも、長持ちさせるのに有効です。

気温の低い場所に飾ると長持ちする

切り花全般に言えることですが、気温の低い場所に飾る方が長持ちします。気温が20度を切りだすころから、花の持ちがよくなってくることが分かってくるかと思います。ガーベラの原産国はアフリカですので、寒すぎると萎れます。5度以上ある場所に飾ってください。新鮮な切り花ですと2~3週間はもつでしょう。

飾る場所の注意点

涼しいからと言って、風の当たる場所、クーラーが直接当たる場所は蒸散が進むので避けましょう。植物本体から水分が奪われてしまうため、水を吸い上げることに力を使わざるを得なくなります。すると花を咲かせる力がなくなり、早く枯れる原因になるのです。

直射日光が当たる場所も避けてください。切り花も光合成はできますが、光合成ができるほどの日光が当たる場所は、切り花には高温すぎて枯れるのを早める原因になりますので避けた方が良いでしょう。

最適な飾る場所

クーラーや扇風機の風が直接当たらない涼しい場所に飾りましょう。冬場は暖房のきいていない玄関や廊下ですと、長く咲いてくれると思います。

キッチンの窓辺や洗面所は、すぐ水を替えられますし、いつも見える場所ですのでこちらも適した場所と言えるでしょう。

おわりに

ガーベラを短く切って飾る

我が家でガーベラを飾る時は、買って来たらすぐに短く切って水を少なくして活けます。写真は11月に撮影したガーベラです。この時期は冷房も暖房もつけずに過ごせる快適な時期です。。2週間を過ぎたところですがまだまだきれいに咲いています。

はじめてガーベラを飾りたいと思っておられる方や、ガーベラが好きなのにすぐに枯れてしまっていた方のご参考になれば幸いです。新鮮なガーベラは短く切って少ない水で飾ると、ほんとに強いです。ぜひお試しになってくださいね!

関連記事:お花がシャキンと元気になる水切りと水揚げの方法【お花の基礎知識】

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