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2022年2月のフラワーアレンジメントのレッスンは、ヒヤシンスを使ったバスケットアレンジを作っていただきました。バスケットの中に、小さな庭が出来上がりました。春の花を使った、自然な感じのアレンジをご紹介させていただきます。
球根付きヒヤシンスで作るバスケットアレンジ

フラワーアレンジメントの中でも人気のあるバスケットアレンジ。花器にアレンジするより、ナチュラル感が増すところも人気の理由に挙げられると思います。
今回は、球根付きのヒヤシンスやパンジー、アネモネなど春のお花をご用意してレッスンをいたしました。
球根付きヒヤシンスをアレンジに使う時の考え方

ヒヤシンスというと、写真のような水耕栽培がメジャーですね。
近年切り花として、球根付きのヒヤシンスやチューリップ、ムスカリなどが出回るようになりました。
球根を見せてアレンジメントを作るのは、自然回帰や自然に憧れる思想が反映しているのではないかと思われます。
球根付きヒヤシンスの使い方
球根にワイヤーを挿して、ピックのようにしてアレンジに使います。しばらくアレンジとして飾った後、水耕栽培に戻すか、土に植えてあげてくださいね。
バスケットアレンジに小さな庭を作る
今回のバスケットアレンジは、小さな庭に見えるようにアレンジしていただきました。ポイントは、「生えているように挿す」ということ。庭のグリーンを使ったり、オアシスをミズゴケでカバーすることを提案しました。

高さを変えたり、茎のしなるラインを活かしたり、小さな庭が
見事に再現できましたね!

庭には小鳥やウサギが良く似合います。
個人的にリアルな置物が好きで、アトリエに飾っているのをアレンジの中に置いていただきました。生徒さんも楽しんで、撮影をされておられました。

使用花材
バラ パシフィックブルー
イングリッシュローズ フォルム
パンジー 絵になるスミレ パルム
クレマチス 天使の首飾り
アネモネ
球根付きヒヤシンス
アジサイ
グリーン(庭から摘んできました)
アイビー
ローズゼラニウム
ローズマリー
ナチュラルさの表現は、茎をよくみることでしょうか。自然に生えている様子を考えながら、挿すとうまくいくと思います。
フラワーアレンジメントレッスン風景
アトリエフィーズのレッスンは少人数制で、ゆったりレッスンをしていただいております。

この日は講師レッスンで、先生方が教え方も含めてレッスンをされました。
しっかり学んで、ご自身の教室で生かせるようにすることが目的です。

お花を仕事にしている講師の先生も、お花を楽しみたい生徒さんも、同じ空間でお花に向きあいます。
立場は違っても、お花が大好きなみなさんは、はじめましてでもすぐに打ち解けられるのも素敵だと思います。
バスケットアレンジのレッスン動画
Youtubeでヒヤシンスを使ったバスケットアレンジのレッスン動画をアップしています。よかったらご覧になってくださいね!
関連記事:【レッスン風景】2022年1月のフラワーアレンジメントレッスン
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谷川 文江(たにがわ・ふみえ) 株式会社アトリエフィーズ代表取締役。一般社団法人フラワーワークスジャパン代表理事。京都芸術大学芸術学部デザイン科卒業。同大学院芸術研究科修士課程修了。雑貨デザイナーを経てフラワーデザインを国内外で習得。1996年フラワースクール「アトリエフィーズ」を設立。2000年兵庫県西宮市に自らの設計素案・デザインにより、イギリスのゲストハウスをイメージしたフラワーサロンをオープン。2013年フラワーワークスジャパンを設立し、講師の育成にも力を注いでいる。「花とインテリアを通じて暮らしを楽しむ文化を創造する」を理念に幅広く活動中。著書に『切り花を2週間長持ちさせるはじめての花との暮らし』、『狭くても心地良い空間づくり はじめての極小ガーデニング』(共に家の光協会)がある。3児の母。子供たちはみな成人し、定年後カメラマンとして活動する主人と4人暮らし。
フラワーアレンジメント 体験レッスンのお申込み

教室の雰囲気やレッスン内容を確認されたい方のために、体験レッスンにご参加いただいております。作ったアレンジメントはお持ち帰りいただけます。
■アトリエフィーズの体験レッスンは手ぶらでOK
■ 1~2名の少人数制であなたの知りたいことにしっかり答えます。
■ 体験レッスンは通常のレッスンと同様の花材と流れで行います。