コラム

トライアンギュラーの作り方

【フラワーアレンジメントの基礎】トライアンギュラーアレンジの作り方とコツ

トライアンギュラーアレンジの作り方

トライアンギュラーの作り方

フラワーアレンジメントの基本形のトライアンギュラーアレンジ。正面から見えるように飾ります。

イギリススタイルでは、顔が見えるという意味の「フェィシングアレンジ」に分類されます。日本的に言うと、壁の前に置くデザインであることから「一方見」(いっぽうみ)とも言います。

おうちで飾る場所は、チェストの上やコンソールの上などが最適です。お客様をお迎えする時などホテルのエレベーターホールに置いてある、コンソールの上に飾られているのを見ることができると思います。

手順を覚えるとどなたでも作れるようになります。

ポイントは、作る順番を守ること。それでは早速やっていきましょう。

フローラルフォームを花器に入れる

花器にフローラルフォームをいれます。

この時に、花器の中に沈んでしまわないようにして下さい。

花器から1~2㎝くらい出るようにすることが大切です。

理由は、横からもグリーンや花を挿すからです。

フローラルフォームの表面に、ナイフの背を使って、線を入れます。これは、花やグリーンをどこに挿したらいいのか、迷わないようにするためのガイドラインになります。

フローラルフォームの中心に縦1本、

フローラルフォームの手前1/3あたりに横1本、

フローラルフォームの奥から1/4あたりに横に1本線を入れましょう。

グリーンファーストで挿しましょう

一番初めに挿すのはグリーンから。

長さは花器の高さの2倍で切りましょう。

どこに挿したらいいのか、挿し位置を見てみましょう。

上の挿し位置を参考に、ガイドラインになる4本のグリーンを挿しました。

横から挿すグリーンの長さは、花器の直径+2センチ位(挿し込む茎の長さとして)を目安にしてください。

イギリススタイルでは、グリーンで形を作ることをホリエージを入れると言います。

手順は、4か所を挿してから、その間にグリーンを挿していきましょう。この時左右のグリーンを違う種類のものを選びましょう。左右非対称の方が、出来上がりが自然に見えるからです。花器のへりの水平より、10度くらい下がっているように挿します。

1本目のバラの花を挿しましょう

まずメインになる1本目のバラを挿しましょう。

メインになる花のことをポイントフラワーと呼んでいます。

今回は3本のバラをポイントフラワーとして、アレンジしていきます。

1本目のバラの花を挿しました。フローラルフォームに挿し込む長さは2~3㎝くらいが目安です。

ポイントフラワーのばら3本の挿し位置を確認しましょう。

角度をつけて、手前に倒れるように挿します。

ポイントフラワーのバラ3本と、ラインの花を3か所に挿しました。

大きな花(インパクトのある花)を挿していきましょう。

 

インパクトのある花(大きな花)をバランスよく挿しましょう。空間を取りながら、高さや角度を変えると良いですね。

イギリススタイルアレンジメントは、高低差をつけることで庭に咲いている花をイメージします。高さや角度が違うことで、自然な印象を与えるアレンジがつくられます。

フィラーフラワー(小花)を入れましょう

インパクトの強い花が入ったら、次はフィラーフラワー(小花)を入れていきます。スカビオサとアフリカンブルーバジルを挿しました。

仕上げは短いグリーンを挿して隙間を埋めます

トライアンギュラーの作り方【フラワーアレンジメントの基礎】

グリーンを短く切って低く入れることで、花が浮き上がったように見えるかと思います。これで正面からは完成です。

後ろのフローラルフォームを隠しましょう



後ろを見ると、フローラルフォームが見えています。

隙間に短く切ったグリーンを挿しましょう。3~4本あれば隙間は隠れると思います。

トライアンギュラーの横顔

トライアンギュラーを横から見たところです。

ポイントフラワーの1本目をしっかり前に倒しておくことが

になります。

使用花材のご紹介

向かって左から

*アフリカンブルーバジル 1枝

*スカビオサ

*トルコキキョウ エグゼラベンダー

*トルコキキョウ ボヤージュピンク

*バラ スィートアバランチェ

*バラ フィスタ

*バラ キョーミ(写っていませんがアレンジに入っている黄緑色のバラ)

使用グリーンのご紹介

向かって左から

*アイビー

*ローズマリー

*トネリコ (以上庭から摘みました)

*丸葉ルスカス

*アップルミント

花材は水切りをしてアレンジしましょう

すべての花材やグリーンは水切りをしてからアレンジしてくださいね。

アレンジしてからの切り花の長持ち度が断然違います。

長持ちすると思います。

アレンジメントに使えるグリーンのご紹介

フラワーアレンジメントに使うグリーンは、庭で育てることもできます。下記にアイビー、ローズマリー、ローズゼラニウムの育て方をご紹介しています。ご参考になりましら幸いです。

おわりに

イギリススタイルのラウンドアレンジは、イングリッシュガーデンをイメージしたナチュラルなアレンジが特徴です。

トライアンギュラーを作りたいあなたのご参考になりましたら幸いです。

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◆ご参考◆
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