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近年のクリスマスリースは、華やかなガラスボールやリボンだけでなく、部屋の雰囲気にあう自然素材を使ったナチュラルなものが好まれているようです。
リース自体はヨーロッパでは冠婚葬祭から宗教的な意味合いを持つものですが、日本ではインテリア性が強いのでご自身の好きなテイストで作られたらより楽しいと思います。
エバーグリーンリースに使用するグリーン
クリスマスリースに使われるエバーグリーンとは常緑の葉そのものを指し、新鮮なままでいてくれるという意味に転じて使われています。
以下のグリーンの他にも、様々な種類が使用されます。
- もみの木
- さつま杉(ヒムロ杉ともいう)
- コヒバ
- コガネヒバ
- ブルーアイス
- ユーカリ
- 月桂樹
- ヒイラギ
エバーグリーンリースにあわせる植物素材
生の木と合わせるのに、生花の切花として出回っているワイルドフラワーがお勧めです。
これらはグリーンがドライになるのと一緒にきれいなドライフラワーになります。
- リュウカデンドロン
- セネキオ(白妙菊)
- スターチス(白がお勧め)
- バーゼリア
- フランネルフラワー
- ペッパーベリー(胡椒の実)
これらは花屋さんで入手することができます。
リースに向いている実
昔から使われている松ぼっくりのほかに、街路樹や公園に落ちているものをご紹介します。
- カラマツ
- ヤシャブシ
- メタセコイヤ
- ドイツトーヒ
- ポプラの実
- アンバーバーム
- ノイバラの実
など
バラもリースに入れられる!
ちょっと贅沢ですがバラもドライフラワーには適していますので、クリスマスリースに入れるのもいいですね。
バラを入れるときに気をつけたいのは、赤いバラです。
乾くと黒くなってしまいますので赤いバラは避けましょう。
ピンク系のバラは濃くても薄くてもきれいなピンクのドライフラワーになります。
黄色も同様です。白は乾くとベージュになります。
エバーグリーンは半年ほど時間をかけてベージュに変色していきますので、ベージュになるのを見越して白いバラや茶系のリボンを合わせておくと1年間いろんな表情が楽しめますね。
美しいドライフラワーにするための注意点
クリスマスまで玄関ドアに飾ったエバーグリーンのリースを室内に入れる場合、直射日光の当たらない、でも風通しのいい場所に飾っておけば自然とドライフラワーになっていきます。
室内ドアは開け閉めする振動がありますので、飾る場所には向いていません。
振動で乾燥した花や葉が散ってしまいますので、壁に飾るほうが良いです。
1年たったらまた新しいリースを作ってくださいね。
関連記事:You tube アレンジメントの基本:クリスマスリースの作り方
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谷川 文江(たにがわ・ふみえ) 株式会社アトリエフィーズ代表取締役。一般社団法人フラワーワークスジャパン代表理事。京都芸術大学芸術学部デザイン科卒業。同大学院芸術研究科修士課程修了。ファッションデザイナー、雑貨デザイナーを経てフラワーデザインを国内外で習得。1996年フラワースクール「アトリエフィーズ」を設立。2000年兵庫県西宮市に自らの設計素案・デザインにより、イギリスのゲストハウスをイメージしたフラワーサロンをオープン。2013年フラワーワークスジャパンを設立し、講師の育成にも力を注いでいる。「花とインテリアを通じて暮らしを楽しむ文化を創造する」を理念に幅広く活動中。著書に『切り花を2週間長持ちさせる はじめての花との暮らし』、『狭くても心地良い空間づくり はじめての極小ガーデニング』(共に家の光協会)がある。雑誌の連載、取材多数。3児の母。子供たちはみな成人し、定年後カメラマンとして活動する主人と3人暮らし。
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