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イギリスではアレンジを作るために、庭から花やグリーンを摘んでくるカッティングガーデンというものがあります。 アトリエフィーズでも西側にある小さな庭に植物を植えて、生徒さんにカッティングガーデンを楽しんでいただいています。(3月~12月頃まで)
今回はフラワーアレンジメントに使えるローズマリーの紹介と、その育て方をお伝えいたします。
ローズマリーの育て方と増やし方
ローズマリー シソ科 マンネンロウ属 学名 Rosmarinus officinalis
ローズマリーの特徴
地中海海岸地方原産で、乾燥や暑さ、寒さにも強く、剛健で育てやすいです。
イギリスでは魔よけの意味もあり、葬儀や結婚式には必ず使われていたそうです。
芳香成分は「シネオール」が含まれており、集中力を高めたり元気づけの効果があるそうです。
ローズマリーを摘むと、その香りの強さと爽やかさから、「わーっ!いい香り」と元気になられるのは芳香成分によるものなんですね。
ローズマリーの育て方
初心者向き
プランター:軽石(パミス)を厚さ7~8センチ敷き詰つめ、その上に園芸用の土をいれます。パミスを入れるのは、水はけをよくするためと根がつまりにくくするためです。
地植え:プランターと同様で、花壇を耕し園芸用の土を足して耕してから、園芸店で購入してきた苗を植え付けます。
植えつける際に、鉢から抜いた苗の土を崩してはいけません
特に大苗のものは植え替えを嫌いますので、土を崩さぬようにそっと抜き取って植えてください。
土を崩して植えると枯れてしまうこともあります。
最初に鉢から水が流れ出るくらいたっぷり水を上げてから、乾燥気味に育てます。
花壇にも同様にたっぷり水をあげてから、乾燥気味に育てます。
真夏は毎日水をあげてください。
すっと伸びる立ち性と、横に広がる半匍匐性、そして下に垂れ下がる匍匐性のものがあります。
ローズマリーの増やし方
挿し木の仕方
10センチくらいで切り取ったローズゼラニウムを、2センチくらい土の中に埋まるように挿しておきます。
その時は、土に埋まる部分の葉を取ってから植えてください。
挿し芽の時期
4~5月、10~11月頃
用土
園芸用の土でよいです。
肥料
園芸用の土には、腐葉土や緩行性の肥料が初めから入っているものがほとんどですから、必要ないと思います。
水やり
真夏は毎日やってください。(水道水でOK)
それ以外は土を触ってみて、乾燥していたら水をやっててください。
乾燥気味の環境を好みますので、湿った土に毎日水をやると根腐れして枯れてしまいますから、水のやりすぎには注意してください。
場所
半日陽が当たれば、問題無く育ちます。
暑さや寒さにも強く、北海道と同じくらいの緯度にあるイギリスでも元気よく育ちます。
ベランダも同様です。
冬越し
植えてから1年くらい経つと、どんどん伸びて株も大きくなります。
常緑低木ですので植え替えも必要なく、冬でもグリーンのまま越せると思います。
イギリスは北海道と同じくらいの緯度ですが、1年中育てられるようです。
ローズマリーをフラワーアレンジメントに使う
ローズマリーの使い方
切り方
*茎を10センチくらい切り取って使う
挿し方
水切りをしてフローラルフォームに挿します。
フローラルフォームに挿す2,3センチは葉を落とします。
おわりに
ローズマリーの育て方がお分かりいただけましたでしょうか。
無農薬で育てるとお料理に使えたりハーブティーにも使えます。
比較的簡単に育ちますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
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